ピロリ菌はHbA1cを高めてしまう?

ピロリ菌はHbA1cを高めてしまう?

日本人というのは、胃の中にピロリ菌がいるというケースがとても多いと言われています。このピロリ菌は胃がんや胃潰瘍などを引き起こしてしまう危険性がある細菌として知られているのですが、最近の研究でピロリ菌は、この他にも糖尿病の発症や血糖値が高くなることにも関わっているのではないかという説が出てきています。

 

ピロリ菌がHbA1cの数値を高めてしまう要因になっていて、HbA1cが高くなってしまっていることで糖尿病を発症しやすくなっているのではないかと言われています。この関連性については肥満になっている人を調査したところ、根拠も出てきています。

 

胃の中にいるピロリ菌というのは、胃から分泌されているホルモンに対して大きな影響を与えるとされています。このホルモンは、血糖値が上昇しないようにサポートをしてくれる働きを持っているのだそうです。

 

これまでにも、このピロリ菌についての研究は行われていましたし、どのような経緯で感染することが多いのかも判明されつつあります。そして、この研究によって平均血糖値であるHbA1cの上昇にも関わっているということが分かってきたのです。

 

ニューヨーク大学の研究チームは、ピロリ菌の研究を20年以上前から行っていたのですが、今回の研究の結果を医学雑誌で発表しました。この発表によると、HbA1cとピロリ菌の関係および、どれくらい肥満の状態になっているのかを調べることによって、今後糖尿病の治療をする上で重要になるとされています。

 

まだ、はっきりと2型糖尿病とピロリ菌の関係について証明されているものではありません。この研究では、大規模研究で得られたデータを活用して、HbA1cとピロリ菌がどのように関係しているのかも調査しています。

 

肥満になっていると糖尿病の発症リスクを高めてしまうとされており、データでもBMIとHbA1cは密接に関係していることも分かっています。そして、ピロリ菌もHbA1cの数値を高めてしまう要因になっているということが今回の研究でわかったそうです。